内容は地球持続のために何をすればよいかということですが、下記の疑問を持つ人は多いのじゃないでしょうか。
エネルギー問題って何?エネルギー保存則で言えばなくなるはずはないのだけども。。
リサイクルは本当にエコか?作るよりもエネルギーを消費するのではないか?
「地球が持続できない」ってそもそも地球がどういう方向に向かうこと?
「エコ技術」は完璧に極めたとしてどこまでのことが可能なのか?
等々。テレビなどでは「エコカー、エコバックは良い」「リサイクルは良い」「割り箸は悪い」などしか言ってくれませんが、科学(技術)的に環境に向き合ってくれるのがこの本で、上記の質問にも答えてくれます。エネルギー生産からエネルギー消費、材料発掘から商品破棄までの流れを数値化し、考えうる技術で可能な数値も掲げます。そこから、今の生活水準を落とさないor上げるという前提の下で何をすべきか、を唱えてくれるのです。
環境問題に真に興味がある、何とかしたいという人は、テレビで言ってることを復唱して無茶なことを押し付けるのではなく、この本でしっかり本質を見極めることをお勧めします。